「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

マイウェイハイウェイ

マイウェイ ハイウェイ (通常盤)/トータス松本
¥3,150
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トータス松本のソロ活動、セカンドアルバム! このアルバムがまた、よく出来ている!ウルフルズトータス松本ってすごくオープンで豪快でシャウトなイメージがあるかもしれないけど、ソロ活動で魅せる顔はまた一味違う。 前作の『First』は内省的な曲ばかりで、聴くと落ち込んでしまうほどだった。それが、丁度、自分が一番辛かった時に聴いて、さらに落ち込んでいたから、その曲を聴くと当時の心境を思い出して、今でもしんみりしてしまう。 そして、このセカンドアルバムは、すごくメロディアスで緻密で繊細な曲が多い。アメリカを旅しながら曲作りをしたという、なるほど、アメリカっぽい。なんとか的なベースライン、とかそういうのはわからんけど、古いアメリカ映画の情景が浮かんでくるような曲が多い。 ②なにをやってもケチがつく もうやけくそになったトータス松本が開き直った瞬間に立ち会える。適当に歌い流しているようだけど、メロディラインはすごく繊細な印象。 ③マイウェイハイウェイ タイトルソングだけあって、力強くインパクトがある。トニックではなく、ドミナントで始まるサビは、その不安定さを吹き飛ばす豪快なメロディがあってこそできる力技。まさに乗っているアーティストだ。 ⑤よしゃいいのに アメリカのコメディ映画の挿入歌のよう。ポップで軽やかでコミカル。いろんな音の遊びが入っている。ライブで演奏した時に最高に楽しそうだ。 ⑥どれだけの朝と夜を Aメロはもんのすごく感情が籠っていて、作りこまれている感じがするけど、サビが、手抜きな感じがして残念。 ⑧ポーチライト この曲が一番好き。すこし心細いけど、懐かしくて温かい気持ちになれる曲。ディズニーで流れてくる様な、メロディ、壮大なバックミュージック。言葉の選び方が素晴らし。ようそろって何だ・・・でもなんだか、可愛い。 繰り返しのようで、微妙な音の上げ下げをすごく繊細に歌い分けている。何度聴いても飽きない。 ⑨ストレイト ドラマの主題歌だった。これぞトータス松本!っていうのばかり前に売りだすんだなぁ。 ⑩僕は海じゃない この曲を最初に聴いた時、ほとほと感心してしまった。こんな綺麗な曲を作れるのか、この人は・・・。 トータス松本は稀代のメロディメーカーなのだと実感。 ⑪ハッピーアワー なんだか悩んでいたファーストアルバムの時期を脱したのだなと思う。ふっきれた曲だから。 ものすごく繊細でメロディアスな曲を作るんだけど、それをあえて崩して、豪快に歌うという手法を使っている気がする。それがトータス松本の唯一性を担保しているのだろうけど、また別の方向性も聴いてみたい。 いつかプロデューサーにでもなって欲しいなぁ。音作りに関しては、すごくこだわりがありそうだから。