「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

沿志奏逢3

沿志奏逢 3/Bank Band
¥3,059
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発売して1年以上経つのかなぁ、いまさらだけど、ちょっと感動したから・・・ ③若者のすべて 不安定に綱渡りしながら、最後に行くべきところへ着陸するサビのメロディはまさに青春そのもの。すごく、ありきたりな夏の恋模様を描いた詩に「若者のすべて」と名付けたセンスは、まさにアーティストだなぁ。 フジファブリックというバンドはこの曲で知った。良い曲を作ったねぇ。 ④慕情 サザンの原曲の大ファン。高校生のころから、夏には欠かせない一曲になっている。apbankfesで桜井さんが歌った時は、めっちゃテンションが上がった。 曲も良いし、桜井さんの声も好きなんだけど、相性があまり良くない気もする。 やっぱり、桑田さんのしゃがれ声の方が夏にくたびれた恋をうまく表現しているような気がする。切ない哀愁を誘う歌い方は桜井さんはあまり得意じゃないのかもしれない。 ⑥緑の街 これも小田さんの原曲のファンだった、大学一年の時から。ピアノの弾き語りに真っ先に挑戦した曲だ。挫折したけど・・・。 奇跡のメロディというのがある、と僕は思っている。この曲の、この部分、この歌声・・・。すべての相性がマッチした時訪れる、奇跡の旋律・・・。尾崎豊の『黄昏ゆく街で』の2番Aメロの歌いだし、とか浜田省吾の『Midnight Blue Train』ライブバージョンの最後のサビとか、山下達郎の『蒼茫』の歌いだしとか、玉置浩二の『Mr Lonely』の歌いだしとか、まぁ出会った奇跡は数知れないんだけど・・・聴いている曲すべての割合からしたら非常に少ない。 そして、このBankBandバージョンの『緑の街』の2番のサビがそれだと思う。 僕は の部分・・・この曲の一番盛り上がるところ、そして、思いを寄せる「君」に対置された「僕」という言葉の響きの切なさがもっともよく現れるところ・・・そこで桜井さんのシャウトでもなく、裏声でもなく、涙を堪えながら、喉から絞り出すような、この声・・・。 まさに奇跡のメロディだ。 ⑫奏逢 聴いていると、元気になってくる。とっつきにくいメロディだけど、聴いているとハマってくる。 良いアルバムだね。