「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

平原綾香 10th Anniversary CONCERT TOUR 2013 ~Dear Jupiter~

[caption id="attachment_1444" align="alignnone" width="225"]曲目 曲目[/caption]

今年も行ってきました。2011年に初めて行ってから、すっかり魅了されて毎年ツアーを観に行っています。今回は大阪、フェスティバルホール、席も広く音響も素晴らしい良い会場ですね。

まず、『BLESSING〜祝福〜』から幕開けしました。第一音から鳥肌が立ち、ワンフレーズで涙がほほを伝っていました。そこから、『おひさま』『Voyagers』『Eternally』『誓い』と続き、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになってしまった…。 今回の平原綾香はいつも以上に神がかっていました。私は音楽の神を見た気がしました。

別に毎日が悲しいとか、辛い時期で涙腺が緩いとかじゃないんです、何の悩みもなく、毎日のほほんと行きているオッサンです。でも彼女の声を聞くと、心が完全に捕えられてしまうのです。平原綾香が『もし僕の部屋に恐竜がいたら〜♪』と歌えば、本当に小学生の男の子の気分になって、恐竜とのふれあいにワクワクするし、『空の青さが懐かしい訳は小さな僕らの昨日があるから』と歌えば、目の前に大空が広がり、懐かしいあの頃の情景が流れてくるのです。その躍動に、そのリアリティに心がガッと飲み込まれて、気がついたら感動の渦の中で涙を流している自分に気づくのです。

彼女のこの力はもはや歌唱力や表現力と呼べるモノではない。もし時代が違って、悪用する人がいたら、私は彼女を神様として崇拝していたと思う(今でもしろと言われたらするしかない)。中低音のノビが凄いとか、ミドルボイスの歌い分けが巧いとか、ビブラートの起伏が安定しているとか、分析はいくらでも出来ますが、そんなもの彼女の歌声をワンフレーズ聞けば吹っ飛びます。

何を聴いても、涙がどんどん出てくるので、病気かとも疑いましたが、周りもみんな泣いているし、反響も半端じゃなかったので、みんな同じ気持ちだったのでしょう。静かな曲の後の、スタンディングオベーション。鳴り止まぬアンコール。それも申し訳程度の拍手ではなく、全員が心から敬畏を混めて拍手をしていました。だから何分間もの拍手がリズムを変えながら一体感を失わなかった。こんなコンサートは初めてかも知れません。

もちろん、いつもの様にMCは礼儀正しいし、面白い。最後はバンドメンバーをものすごい立てるし、照明音響スタッフ全員にお礼を言って締めました。何から何まで完璧です。音楽の神が宿ったコンサートでした。

来年は両親を連れて行こうと思いました。きっと最高の親孝行になります。