「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

安全地帯ⅩⅣ 〜The Saltmoderate Show〜

いまノリに乗っているロックバンド安全地帯の最新アルバム!相変わらず名盤です! このアルバムの特色は作曲を安全地帯の他のメンバーが受け持っている曲があるところです。今までは全曲玉置浩二作曲だったのですが、今回でメンバーの真の実力が披露されることになりました。歌詞は全部、玉置さんの作品です。天才、玉置浩二と30年間音楽活動をする彼らが並大抵の人間な訳がありません。さすがのクオリティに仕上がっています。

①愛を鳴らせ 作曲、玉置浩二。このアルバムのキーワード”愛を鳴らせ”。出だしにピッタリの希望に満ちあふれた曲。青春映画のエンディングに流れてくる様な爽やかな感動を運んでくれます。

②よかった 作曲、安全地帯ギターの武沢さん。すごくキャッチーで、楽しくて明るくなる曲。気づいたらセブンイレブンのCMにも使われていました。さすが、玉置さんと40周年音楽を続けてきた男!”笑ってる君の顔がみたいから”というフレーズを最高のメロディに乗せて繰り返す最後は圧巻です。ここまで歌詞とメロディの相性が良い曲には早々出会えません。ライブでは玉置さんと武沢さんのハモリがもの凄く綺麗で、誰にも近寄れない聖域のような響きを讃えていました。

③盾 作曲 ギター矢萩渉さん。骨太なロック。男臭い歌詞と力強いメロディが矢萩さんのイメージにぴったり合致します。

④半端そうにYES 作曲、玉置浩二。これぞ安全地帯。怪しくてやらしいメロディ。ライブにいくと、本当に沢山怪しい雰囲気の曲がふんだんに散りばめられていて感心します。よくもまぁ、こんなにも沢山、しかもそれぞれキャッチーで、でもどこか同じ空気を持った曲を作り続けられるなぁと。

⑤ミステリー 作曲、玉置浩二。これも安全地帯ワールド。ちょっとマイナー調の怪しい雰囲気で始まりますが、サビはかっちり決まっていて、すごく良く出来ています。聞き惚れてしまう。安全地帯Ⅹの『カメレオン』の様なかっこよさですね。

⑥ただいま…おかえり 作曲、ベースの六土さん。ふるさとを思い出せてくれるような優しい一曲。民謡のような空気があります。がCメロでの盛り上がりは、さすがロックバンド。こういう作りをしてくるところがリスナーを飽きさせないよね。

⑦希望の光 アカペラ。はっと息をのむ緊張感。。。

⑧笑って 玉置さんの遊び心だと思います。

⑨パンチ∞トンチ 作曲、玉置浩二。ハードなメロディアスロックです。サビの決め方は上手すぎて感心してしまいます。このワンフレーズを歌うために作った曲だと言えるほどインパクトがある!

⑩海路 作曲、玉置浩二玉置浩二のすべてをかけて作り上げたと思える会心の一曲。何か物語の広がりを予感させる様なイントロも、訴えかける様な叫びも、ささやきかけるAメロも、寂しい気持ちを力強く払拭するサビも、全てが完璧。玉置浩二の作品の中でもっとも素晴らしい曲のひとつだと私は思います。そんなに音程が高いわけじゃない、それでもサビの一番大事なところはガッチリと心を掴まれてしまう。歌が上手すぎる。声が素晴らしすぎる。最後の心を引き裂くようなシャウトは玉置浩二にしか出来ない最高の表現だと思います。

⑪忘れじの君の面影 作曲、玉置浩二。こんな名曲の後に出してくるくらいですから、この曲もさすがのクオリティです。玉置浩二ソロのころに多かったささやく様に歌い上げる静かなバラードです。名作を読み終えた後、静かに本を閉じるように、アルバムを締めくくってくれます。

安全地帯の凄いところは、毎回、最高の作品を出し続けているところ。それぞれのアルバムがそれぞれ素晴らしいので、比較は出来ない。でも、毎回”驚き”と”感動”を与えてくれます。天才です。みんな天才です。