「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

川の底からこんにちわ

川の底からこんにちは [DVD]/満島ひかり,遠藤雅,相原綺羅
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先日観た、ハラがこれなんで、は妙に後味が残っている。こういうのをいい映画というのだろうなー。 それと同じ石井監督の作品。 東京でなんとなく転職を繰り返しながらしょうもない主人公を演じるのは満島ひかり。「しょうがないっしょ」が口癖でなにもかも覇気がない。 なんとなく付き合っていたバツイチ子持ちのダメ男にそそのかされて、実家のシジミ工場を継ぐことになる。 俳優陣は、有名な人ばかり、というわけじゃないけど、名優ばっかりだ。ちょっとした演技にはっとさせられるほど巧い。お父さんと川沿いを歩くシーンは、斜めに画面を横切る川と道、ちょっと右側に車いすを押す親子っていう構図がすごく清々しくて今でも鮮明に焼き付いている。 そして、何より満島ひかりの演技がすごい。本当に巧い。面白い。これは本物だ、感心してしまった。 内容もすごく元気が出る。男のバカらしさもエピソードの中に盛り込んでいるし、主人公がたくましくなっていく様子も見ていて気持ちいい。 すんごく良い映画だった。 この監督の次の作品も楽しみである。