読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

ガープの世界

映画

ロビン・ウィリアムズの追悼として世界中のレンタルビデオ屋が一斉に貸し出しているのではないでしょうか。30代の頃の代表作『ガープの世界』です。

かなり偏った性の拘りをもつ猛烈ママから生まれたガープ(ゲップの意味)の山あり谷ありの人生を描いた作品です。これといったテーマを持たない希有な作品と言えると思います。”家族愛”、”許し”、”フェミニズム”、どれも扱っているけども、どれか抜けても成り立つし、他にどんなエピソードでも足せると思われます。つまり映画に一貫性がないのです。

2時間超えの長い映画なのですが、一言で説明すると『素敵な人を見つけたと思ったら浮気をし、結婚し家族の幸せだけを願ったら浮気され子供を失い、立ち直れると思ったら母と自分が殺される』といった感じです。合間合間に色んなエピソードが入りますが。

この映画を観ていると”幸せは必ず失われ、不幸も必ず立ち直る。幸せを崩すのは他人でもあるし、自分でもある。”という非常に身近な真実が浮き彫りになってきます。実はこれ、もの凄く深遠なテーマなのかもしれませんね。

でも、日常で味わってるからわざわざ映画で観なくても…と私は思うのです。