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「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

シンガポールの話

旅行 日記

先週、一週間、出張でシンガポールに行ってきました。国民一人当たりGDPが日本以上だということは知識として知っていましたが、実際に行ってみるとその発展ぶりに驚くばかりでした。

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世界3大ガッカリスポットとして有名なマーライオンですが、ハードルが低過ぎたせいか、けっこう格好良く見えました。奥に見える船が乗っている建物はマリーナベイサンズ。あの船みたいなところがプールになっているというバブルの化身みたいな建物です。

そこら中にビルがニョキニョキ建ってるし、建設ラッシュも留まることをしりません。地下鉄工事も向こう十数年は計画されており、シンガポールは今絶頂期!物価も大上昇中で日本居酒屋に行くと国内の2倍は金がかかります。

そんなシンガポールの今を少し紹介します。

・なぜそんなに豊かなのか。 シンガポールは、マレーシアから分離された時、経済発展しか生きる道はないと考え、一気に舵を切った開発独裁国家です。東南アジア随一の恵まれた港があることから、海外企業の拠点としての役割を果たしました。法人税はありますが、相続税はありません。数々の特例措置を含むと、海外企業は実質法人税0%なんだとか。”タックスヘイブン”にもありましたが、香港、スイスの金融業界が崩れた今、シンガポールに世界のマネーが集中しているのも一つの昨今の経済発展の要因でしょう。

・なぜ東京23区くらいの広さに500万人が住んで渋滞がないのか 自動車を取得するために、もう一つのライセンスが必要で、それが何百万円するらしいのです。日本で300万で買える車がシンガポールでは1200万することもざらです。車の台数は国家が管理しているので、渋滞が起きないのです。金持ちにとっては素晴らしい制度かもしれませんが、貧乏人には冷たい世界ですね。

・飯は美味いのか シンガポール、マレー、中華、インドの様々な文化が融合し、独特の食文化を形成しています。タイのカオマンガイに似たチキンライスの有名店、天天でとった一枚です。これが250円くらいだったかな。

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たしかに美味い。めちゃくちゃ美味い。どれもこれも美味い。でも、油とニンニクが半端じゃないのです。おっさんも、子供も、ちゃんねーもみんなニンニクまみれなので、臭いを気にすることはないのですが、毎日これだと日本人のさっぱりした食生活には合わないかもしれません。だから、日本人は日本料理屋に行くのですが、それがバカみたいに高いのです。

・みんな金持ちなのか 確かに都会具合は東京以上だし、ベンツ、BMWの比率も偉いことになってますが、平均値をとると、そこまで豊かな国ではないのかもしれません。郊外へ向かって走るトラックの荷台には十数人のインド系労働者だらけ。彼らは会社の狭い寮の中で、同僚と背中を合わせながら眠り、安い油ニンニク料理を食べて質素に暮らしているのです。金持ちはめちゃくちゃ金持ち(6人に一人が1億以上持ってる)、でも貧乏人は可哀想なくらい貧乏。それがシンガポールの実態、というか日本以外の先進国です。日本の豊かさというのは、日本人だけで国土を占領出来ているから保てていることなのだろうなと気づかされました。安価な労働力のために移民を迎えれば、一部の金持ちはさらに金持ちに、一部の貧乏人はもっと貧乏になるのかもしれません。

海外へ行くほど、日本って住みやすいなぁと確信します。 出張は楽しいですが、住むのは日本が一番ですね。