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「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

いまさら半沢直樹の話

コラム マジメな話

国民の半数近くが視聴していた歴史的ヒットドラマ『半沢直樹』の話。 現代版水戸黄門だとか、社畜のカタルシスを代弁してくるとか、グローバルビジネスには通用しないとかいろんな考察がなされていますが、私がちょっと思ったことを書きます。

誰もがこのドラマを見て、どこかしらに共感を覚えているのだと思います。(誰も共感を覚えないドラマは観られません) つまり、大和田常務みたいなやついるよなぁ、とか浅野支店長はうちの支店長そっくりだ、とかそれぞれが自分の人生に当てはめて観ている訳ですよ。私だってそうです。水戸黄門だと時代設定も、ストーリーも現代ではありえない話なので、そのまま現実世界に投影しにくい。でも、半沢直樹はダイレクトに上司と部下の関係を当てはめる事ができてしまうのです。

そこでちょっと面白い事態になってる。 誰もがドラマの勧善懲悪の世界で『善』の側、つまり半沢直樹側でドラマを視聴していた訳ですが、あなたが大和田常務と想定していた、あのクソ上司もきっと自分が半沢直樹側だと思ってこのドラマを視聴していたのです。(そうじゃなきゃ面白い訳がない)

そこをツッコミたい。

半沢直樹面白かったな』というクソ上司に対して、『いやいや、あんたは大和田常務側だろ、ばか』と教えてあげるっていう企画。すると、そんな自分も、部下や後輩から、浅野支店長クラスだと思われてたりして。

そういえば、あのとき、部下をかばえなかったな、とか、人の手柄取っちゃったなと少しでも自覚がある人は、これを機に心を入れ替えれば良い。たぶん、あなたは半沢直樹ではないから。

人のふり見て我がふり直せ、これで、もうちょっとだけ、この社会も優しくなっていくんじゃないかしら。