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「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

考えるヒント

考えるヒント (文春文庫)/文藝春秋
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日本を代表する評論家、小林秀雄のエッセイ集です。 昭和30年台に連載されていた内容なので、言葉遣いも当時の評論家らしく、仰々しい。 その言葉遣いと知性の跳躍が超人的過ぎて、凡人には理解できない文章が多すぎました。

プラトンの哲学は詩的であるなどといってみたところで詰らない事だろう。漫然と読んでさえいれば、いよいよパルテノンの姿に似て来るのに、無駄骨追って、彼を哲学的観念論者に仕立て上げてみたところで別段面白いことではないだろう。きわめて聡明で鋭敏だが、また、一種茫漠たる大人物が、自ずから思い浮かべられるがままにして置くに越したことはないように思われる。

意訳すると、「プラトンの細かい論旨を分析したって面白くない。あれやこれや手を使って、検証するよりも、自分が思う通りの人と思っていればよろしい」といった感じでしょうか。 だから、読んでいると疲れる・・・。 非常に疲れる・・・。 もう小林秀雄は辞めます。。