「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

女たちのジハード

女たちのジハード (集英社文庫)/集英社

¥740
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実家でやることなくて本棚からひっぱりだしたこの本。

直木賞受賞作品らしいのですが、軽くて非常に読みやすく、分厚いけど二日で読めちゃいました。

舞台は15年前なので、いまよりも女性の社会的立場が弱く、女性の幸せは3高の男と結婚すること、っていう価値観が漂う世界です。

登場人物を今風にキャラクター設定すると

独立した姉御肌の康子

女子力の高いリサ

キャリアアップ志向のサオリ

守りたくなる紀子

みんな自分本位で、男性に何かしてもらうことばかり求めている姿はみていて痛々しいけど、15年前の女性はそうやって幸せをつかむしかなかったのかと思うと、彼女らのしたたかさに頭が下がる。

トマトピューレの営業がそんなに簡単にうまくいくはずがない

ネパールにそんな簡単な気持ちでいってたまるか

留学いって結局何すんの?

また結婚失敗すんじゃね?

と一人一人に突っ込みどころは満載ですが、幸せを求めて頑張る彼女らを何となく応援したくなります。

暇な移動時間におすすめの一冊です。