「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

羊をめぐる冒険

羊をめぐる冒険/講談社 ¥1,995 Amazon.co.jp 入院中に病院の図書館にあったので読んでみました。 病院には本を何冊か持っていったのですが、難しい本ばかりで全く読む気にならず、小説に頼ることにしたのです。 羊をめぐる冒険の世界観は、諦観とファンタジーに彩られており、入院中の心にはうまく浸透してきました。それで、最後まで読んだのですが、やっぱり村上春樹は肌に合わないなという確信を新たにしました。 「僕」はエロゲの主人公みたいに受動的だし、自分の知性に酔っていて気持ち悪い。なぜかモテるのも気に食わない。 ガールフレンドの耳もまったくイメージできないし、こんなリアクションする女いないだろ。童貞の妄想が作り出した女という感じ。

そして、ストーリーもほんとウンザリ。 予定調和だし、死んでるやつと話したり、なにより「羊」の意味が分からない。

そんなものない!この世にない!

これに尽きる。

あり得ない話。

鼠は僕自身だった、とか勝手に深みにはまる人もいるみたいだけど。鼠は鼠であって、僕ではない!鼠という第三者として出現してきて、一緒に時を過ごし、死んでいったのならば僕ではない!そんな解釈がありならば、どんな物語でもありだ。

中島はカツオだ、アンパンマンは君さ。

中島はカツオではない。

アンパンマンは君ではない。

そこんとこはちゃんと、テクストから解釈しようよ。 勝手に想像膨らませてすごい深い世界観を抽出して評価すんのやめようよ。 やっぱり村上作品は肌に合いません。 もう読みません。