「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

解決する脳の力

解決する脳の力 無理難題の解決原理と80の方法 (角川oneテーマ)/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥760
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これも献本です。 毎年、脳に関する論文を英語で発表されているのか、本の構成も非常に「英語的」です。 つまり、最初に結論が書いてあり、後でその補足説明をするという展開になってます。 だから、この本で言いたいことは序章に全て書いてあります。 もうそれ読めば、あとは斜め読みで良いという非常に読みやすい本です。 この本のエッセンスをまとめます。 ・脳には7つの本能がある。 「生きたい」 「知りたい」 「仲間になりたい」 「自己保存」 「自我」 「統一・一貫性」 「違いを認めて共に生きる」 人間の思考や行動は脳にコントロールされているので、この7つの本能にそったように人間は生きることになります。だから、この本能に反する行いをする時は、脳のパフォーマンスは一気に低下し、逆に活かすことが出来れば最高のパフォーマンスを発揮するというのです。 引越しや失恋、転職なんかで物凄くストレスを感じるのは「統一・一貫性」の本能に反するからです。人間の脳は毎日同じように思考し行動することを求め、急激な変化を嫌います。こういうときは、いつも続けていたことをして心を落ち着けると良いそうです。日記を書くとか、音楽を聴くとか。 スポーツの競技なんかで、相手を負かそうとして極度に緊張し、力を出せない人は、相手を「自分のパフォーマンスを最大化してくれる仲間」だと思いましょう。そうすると脳の「仲間になりたい」本能が開眼し、力が最大限に発揮されます。これは、会社のプレゼンなんかでも使えます。みんな仲間だと思えば良いのです。 そして、一番興味深かったのが、脳は最初に入ってきた情報に対して「好き」と「嫌い」のレッテルを張りパフォーマンスを調整するということ。本能の説明で言えば「知りたい」に入らなかった場合、脳の出力はものすごい下がります。仕事で、昨日一昨日話したことを全く覚えてなかったっていう経験ありませんか?それは全然興味がないからです。「知りたい」と欲求しなかったからです。自分の生死にかかわる情報であれば「知りたい」と思い、脳は出力を上げますが、自分にとってどうでも良い問題は、簡単に流すのです。あなたがすぐに仕事で忘れてしまうのは、馬鹿で極端に能力が低いからではなく、その仕事に興味がないからです。興味があれば、脳は最大のパフォーマンスを発揮するのです。だから脳科学の見地からも、嫌な仕事に携わっているのは、本人にとっても社会にとっても害悪と言わざるを得ません。自分もやりたくないし、パフォーマンスが低下して会社にも益をもたらさないのだから。つまり、良い社会にするためには、みんなが自分のやりたいことを仕事にし、脳のパフォーマンスを最大化し、オーバーアチーブを重ねることです。さぁ、嫌な仕事と決別して、素晴らしい社会の為に好きなことをして暮らしましょう。 なんて巧いこといかない、この社会の悲しみ・・・・。 あと、人間の脳は3日経つと重要でないことは忘れるようになっているそうです。なので、新しい発想を出したいときは、時間をあけて、情報を整理してから、考えると良い、そうです。 結構、面白い情報があって、読んで良かったです。 でも、この記事を読んだ方はもう本読まなくて良いと思います。