「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

粘膜人間

粘膜人間 (角川ホラー文庫)/飴村 行
¥540
Amazon.co.jp

久しぶりにホラー小説読んだ。 滑り出しは素晴らしい。 不気味な世界設定に、エログロが織り込まれていて、ハラハラする。 内容は気持ち悪いけど、話の流れは気持ち良い。 でも、第二章あたりから、もう話の内容よりもエログロに重きを置きすぎてる感じがした。 もう、気持ち悪くて、痛々しい表現を書きたくて書きたくて、そのために小説を書きました、みたいな。 読んでると夢中になって、興奮状態で読み切ってしまったけど、冷静になって、そこの個所だけ読もうとすると拒否反応が起る・・・うえぇー・・・なんでこんなの読んでんだよ・・・と思ってしまうほど。 残酷で汚くて、滑稽。 人間のどす黒い妄想世界って言っても、ようここまで思いつくもんだ。 人間の残虐性、人間の体の気持ち悪さ、をようここまで気味悪く表現できたもんだ。 エログロスプラッターホラーの快作と言って良い。 粘膜シリーズを全部読むことになりそうだなー。