「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

不可能、不確定、不完全

不可能、不確定、不完全―「できない」を証明する数学の力/ジェイムズ D.スタイン
¥2,730
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ゲーデルの『不完全性定理』を理解するっていうのが、僕の人生の目標の一つだ。これを完全に理解したら、世界の見え方が全然違うだろうと思うから。 矛盾なき理論体系が存在しない、らしいと聞いた時でさえ、かなりショッキングだったのだから、その証明を理解してしまったら、もっと大きな衝撃を受けるんじゃないだろうか。 だから、不完全という言葉が使われている本はついつい手にとってしまう。 この本は、物理学の不確定性原理、投票行動の不可能性定理も扱っていてお得な感じがしたので早速読んでみた。 内容も高度なうえに、ほんと外国人の本独特の言い回しやジョークが散りばめれていた、読みにくいったらありゃしない。 しかも、不完全性定理についての説明はほとんどない。紹介しているサイトのURLを載せているだけ。 あんまり読みやすい本じゃないけど、たまにはこういう本を読むのも良い。 光が波であり粒子である。日常の世界ではそんなことありえないし、全く想像もつかないけども、ミクロの世界ではそういう振る舞いが成立している。確率波でありながら、観測されると実態になるなんて、あり得ない気がしてしまう。 でも、それが世界のあり方なのだから、仕方ない。 これを知ったところで、何か役に立つ訳じゃないけど(収入という面で)、世界を知るというのは実に面白い。