「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

ダークゾーン

ダークゾーン/貴志祐介
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寡作の貴志祐介が『悪の教典』に続いて、2年連続で新作を出した! こりゃニュースだ!! 名前もすごく貴志ワールドっぽい。こりゃ、また期待させるぜ! と、息巻いて読んだけれども・・・ 確かに設定は独特だけど、序盤から最後まで、普通に面白くないんだ。 人間がゲームのコマになって殺しあうっていう設定が最初に浮かんで、肉付けしていった作品なのだろうか、肉付けが全然うまくいってない。 勝ち方も負け方も、予定調和的・・・。そこで、あれが出てきたら終わりだ・・・っていう時に出てきたら負け、出てこなかったら勝ち。 小説の中だから、偶然に一喜一憂することもないから、勝負も迫力がない。 ただ、唯一の頼みの綱だったのが、現実世界とのリンクだ。どこが繋がってくるのか、断章として入ってくるこのストーリーはどんな意味があるのか・・・。 もんのすごい伏線なんじゃないか、と期待するが・・・。 てんでダメ。最低のオチ。そんなんじゃ、何でもありじゃん。 編集部に書かされた作品なのだろうか。僕らのような読者が新作を期待し過ぎているせいで急いで駄作を生み出してしまったのか。 13番目の人格ISOLAに次ぐ駄作でした。 次回作に期待。