「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

そこまで言うか! 堀江 勝間 ひろゆき 鼎談

そこまで言うか!
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ホリエモン勝間和代ひろゆきの鼎談を収録した本。

今年の勝間ひろゆき事件は記憶に新しい。

デキビジという勝間が司会の番組に呼ばれたひろゆき。いつもならテキパキと対談を進める勝間だったが、のらりくらりと交わすひろゆきの態度に「これ、駄目だ」と司会を投げ出してしまう。最後は夫婦喧嘩のような状況になってしまい、その後ネット上でさまざまな議論を呼ぶ結果となったあの事件。

ユーチューブで観たけど、かなり面白い番組だった。

勝間のブログが炎上したり謝罪をしたらまた炎上したり、しばらくして収まったけども、あのまま終わるわけもないだろうと思っていたら、こんな本が出ていた。

勝間とひろゆきホリエモン。対談+1の鼎談(ていだん)という形式。

2時間くらいでさくっと読める本だった。

まぁ、つまらなくはなかったけど、期待していたほど面白くもなかったなぁ。

だって「デキビジ」のあの対談は革命的な出来事だった。テレビの放送で、冷静沈着論理的な経済評論家として最も注目されていた勝間和代が、あのニートの代弁者ひろゆきにコテンパンにしてやられたのだ。本当にコテンパンだった。誰がどう見ても論理的にはひろゆきが言っていることは間違っていないし、勝間の態度は社会人として失格だった。いつもの論理的な話術が消されて、完全にヒステリーおばさんに変容してしまっていた。

そんな醜態がテレビで流れたのだ。こんなこと起こって良いのかと皆思った。めちゃくちゃ面白かった。

それの延長の鼎談なのだから、同じ空気を期待していたんだけど、全然違う。温和的な鼎談。

予定調和的というか・・・あんまりぶつからないんだな。

みんな同じ方向に向かって議論している。

少しは「いや、違うと思う」って反論もあるけど、全面戦争みたいな雰囲気は全くなかった。

面白かった点は2点。

ホリエモンの人生観

結婚はしない。子供のいらない。前妻との子には全く会っていない。

(子に対して)「良いんだよ、そういう人生なんだよ。」

と言い放つ姿は、往生際が良すぎて颯爽としている。

勝間和代のキャラ開花

完全にいじられキャラ。みんなが突っ込みたかったところを二人が突っ込んでくれた。『断る力』のあの表紙とか。『結局女は綺麗が勝ち』とか、なんであんなことしたの?と普通の人が普通に思うことを聞いてくれた。

勝間さん、ずれてるよ、という空気感が作られていく感じが面白かった。

すごくストイックで努力努力でどんどん向上していきたいという印象しかなかったが、この本を読んで60度くらい印象が変わった。この人、普通の人なんだ。自分を厳しく律しないと、どんどん堕落してしまう人なんだ。環境が「勝間和代」を求めているから、さらに厳しいルールを課さないと保ち続けられないのだ。

酒、たばこ、コーヒーを全部断つのも、酒のめば前後不覚になるくらい飲んでしまうし、タバコをすえば一日中吸ってしまう、コーヒーは机にコーヒーメーカを置いてしまう、というように異常なくらい依存症だからだ。

ほうっておくとダメになりすぎるから、厳し過ぎる生活をして、一流の人間になろうとしている。

まぁ、普通の人はそれがなかなかできないから、やっぱり凄い人なのかも。

でも、いままでイメージしていた様な「超人」ではない。

話の内容的には、彼らの世界の話が多い。

光の道構想とか、僕的にはどうでもいいし。

電話は出ない、メールしてくる人とだけ仕事をする、っていう意見もペーペーのサラリーマンには全く当てはまらないスタイルだし。

そこまで、面白い本ではなかった。

つまらなくもない。

まぁ、普通。