「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

拝金

拝金/堀江 貴文
¥1,470
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面白かった。「読み物」として面白かった。仕事のある平日の二日で読み終えるくらいサクサク進む。次のページをめくりたくなる。

表現が稚拙とか文章が下手とかいう人もいるらしいけど、全然そんなこと感じなかった。

「女子高生がドラッガー読んだら」の人は0点(僕はこの本が大嫌い。この本が売れること自体が悲しい)

山田悠介は5点

だとすると、ホリエモンは80点くらい上手かった。

しかし、「小説」として面白かったのではなく「読み物」として面白かった、のである。

これがフィクションだったら何も面白くない。

さらには「ライブドア事件」をタイムリーに観ていた人でないと全く面白くない、と思う。

僕が面白かったのは、『拝金』を読みながら、当時のメディアの報道、ホリエモンのしたり顔、ナベツネの老獪ぶり、村上ファンドの登場、楽天の漁夫の利、など時代を形作った出来事を思い出すことができたから、である。

「ああ、あの事件はこういう経緯で、ホリエモンはだからこんなことをしたのか」と今、あの時の手品の種を明かされたから、面白かったのだ。

だから、あの当時、日本にいなかった人、生まれていなかった人にはこの本の面白さが分からないのだと思う。

でも、あの事件をテレビや雑誌など一方的に受信していた人にとっては目から鱗の連続になる、非常に面白い本であることは間違いない。

あの事件からこの本までの流れを含めてエンターテインメントとして観れば、ホリエモンは超天才のエンターテイナーだ、間違いない。

これからも、まだ何かやってくれるんだろうなあ、と楽しみになり、個人的にホリエモンのことがちょっと好きになった。

今、こんなに経済界で大暴れしてくれる人っていないもんね。

こういう人が現れれば景気も良くなるかも!