「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

文系の壁/養老孟司

最近、何を読んでも面白くなくて途中で投げ出してばかりです。こういう時は内田先生の本を読むに限るのですが、最近活動を自粛されてか本もあまり刊行されないので、養老孟司さんの本を手に取ってみました。

活躍中の4人の理系出身者との対談集。

どの対談も特に真新しい話はなく、暇つぶしに字を追うような読書でした。 「文系は前提を疑わず、理系はゼロから事実を積み上げていく」という森博嗣さんの考え方はちょっと納得がいきませんでした。事実を認識している主体すら疑ってきたのが哲学の歴史ですし、今や脳科学も認識とは何なのかが説明できず、袋小路にはまっているんじゃないの??もはや理系、文系という括りも無意味に等しいように思いますが、他の3つの対談はそういう話題じゃないので、新聞でも読むような感覚で目を通してささっと売りました。