「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

川あかり/葉室麟

ほっこり系時代劇です。本屋のランキングに入っていたので衝動買い&読み。藩内の権謀術数の企みなど感心するほど、細かい事情設定がされ、ぐいぐい読めます。

ただし、武士として生きること、うんぬんのところは良くわかりませんでした。武士同士の討ち合いというのは正々堂々と一対一でやるものなんじゃないの?どんな方法でも切れれば、それは尋常に勝ったということになるのでしょうか?

なんかみんながサッカーしているところで、自分だけ手を使ってゴールして、勝ったと喜んでいる、そんな違和感がありました。

変なところはすごく臆病で頼りない主人公。でも肝心なところでは堂々と振る舞えるので、決して臆病な人間ではないのだと思うと、本当にヤバいときは何も出来なくて、でも最後の最後は命を張るんだけど、結局人に助けられて勝った気になっているという。

あんまり好きな主人公ではありませんでしたが、話としては面白いです。 なんか最近、あんまり面白い本映画に出会えてないなぁ。