「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

貴志祐介の最駄作『雀蜂』

貴志祐介の最駄作でした。読まなくて良いです。時間の無駄です。 『新世界より』の世界観を0から作り上げ、日本SF界の頂点に到達した貴志祐介先生にこんな作品を書かせる出版社の料簡が分かりません。しかも、角川ホラー文庫への書き下ろし、角川ホラー文庫のファンとして、非常に悲しい。こんな作品を世に出していたら角川ホラー文庫のファンが離れてしまうよ。

舞台は長野の別荘、雀蜂に一度さされた事のある主人公が、雀蜂から必至に逃れようとする、小さな話です。主人公の行動が非常に非合理的でイライラするし、設定も意味が分からない。

もしかしたら、雀蜂に一度さされたことのある読者なら、雀蜂の恐怖に共感できるのかもしれません。 という意味で、読者を選ぶ本です。