「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

最近のこと

先々月末に32歳になりました。もうすっかり若者ではなくなり、アラサーとも言えない歳になりました。すっかりおじさんになってきたと自分でも思います。若い頃なりたくなかった「おじさん」になってみて、「おじさん」の正体がわかってきました。


まず大前提として「エネルギー」がないのです。朝、カフェで朝食食べて、午前中買い物して、ランチして、午後映画観て、夕方友達と飲みに行って、夜犬の散歩するっていう休日が不可能になりました。外出は午前か午後だけにしてほしい。そうでないと疲れ果ててしまい平日の仕事に支障が出ます。土曜日出かけたら日曜日寝たい。日曜日出かけるなら土曜日はゆっくりしたい。


さらに最近顕著になったのが「ハマれる」ことが減ったことです。20代前半の時も子供のころはあんなにたのしかったRPGゲームがなんとなく続けられなくなって不思議に思っていましたが、いまやその感覚が様々なジャンルに波及してきました。漫画読んでも途中で飽きるし、海外ドラマも1シーズン見れない、スマホゲームなんて絶対無理。こんなに動画配信サービスがあるのに映画を見る気にならないし、本を読んでもなんとなく流し読みするだけで、ブログにレビューを書くほどの感情量がない。最近、ブログの更新が減ったのはこのためです。


最後にもっとも影響が大きいと思われるのが「性欲の減退」です。男の活動の源泉は全てヤりたいため、と言っても過言ではありません。勉強頑張るのもスポーツ頑張るのも、モテてかわいいあの子と一発やるためだったはずです。小綺麗なかっこするのも、年収増を目指して転職するのも、すべてモテるためでした。でも、その源泉が尽きかけているのだからシャレになりません。ヤりたい!とかこいつを落としたい!という熱量がないから、勉強もスポーツも仕事もそこまで頑張る動機がありません。すべてほどほどで良いのです。だって大成功した先には性欲を満たすもの以外に得られるものって、何もないから。

お金がめちゃくちゃあっても寝られるのはせいぜい12時間だし、食べられるのは1日3食、服は1日1着しか着られない。美人を侍らせて豪遊したいならお金がいくらあっても足りませんが、普通に清潔な家で寝起きして、そこそこ美味しいとんかつ・すき焼きを好きな時に食べられて、きちんとした服を一着持っていれば、それ以上お金があっても、衣食住では幸福にはなれないような気がします。


だから私のようなおじさんが目指すべきものは、社会的な成功を目指すことではなくて、「自分より大切なもの」を作ること。つまり家族を作ることだとつくづく思います。早く結婚して、子供がほしい。

もう自分のためだけに使う時間はそんなにいりません。これが32歳バツイチの本音です。