「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

屍人荘の殺人 今村昌弘

屍人荘の殺人

屍人荘の殺人

数々のミステリー関連の賞を総なめにしている本書。作者は新人らしいですが、とても新人とは思えない実力です。

荒々しい舞台設定、禍々しい殺人描写、奇想天外な登場人物たち、精巧に紡がれたトリック、主人公の探偵っぽい人が全く頼りにならないハチャメチャ展開、たしかに「このミステリーはすごい」と言いたくなります。

ただ〇〇〇を使った殺人トリックは小林泰三の「わざわざ〇〇〇を殺す人間なんていない」の方がひねりまくった方法が出ていたので、そこまでの驚きはありませんでした。登場人物のキャラが際立っていたので、おそらくシリーズ化すると思われます。次回作が楽しみです。

あと、映画化もありですね、こういう話は。登場人物が全員美少女なので、映像映えしそうですし。