「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

離婚を考え中の人は必読!『損する結婚 儲かる離婚』

損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

新しい視点を与えてくれる本でした。離婚を考えている人は絶対に読んだ方が良い。
ただし、もう遅いかもしれませんが。。

この本のポイントは

①離婚の時に一番金がかかるのは慰謝料ではなくて婚姻費用
②財産分与は結婚後に貯めた財産のみが対象

この2点のみ。

①がショッキングだったのは、相手が不倫したり、セックスを拒否して離婚原因を作ったとしても、取れる慰謝料は100〜200万程度、ということ。しかし婚姻費用というのは夫婦の稼ぎを半分個しなければならないため、年収600万だとしたら300万円は相手にあげなくてはならない。だからたとえ相手の不倫による離婚だったとしても、調停が長引いている間、婚姻費用を給料から払い続けなくてはならず、裁判で買っても100〜200万円しかもらえず全然採算が合わないのだ。だから「お金持ちと結婚した方が絶対に有利」というのが離婚の仕組みなのだそうです。

②離婚をした時の財産分与は親族の財産や婚姻前の財産には全く関係ないのです。だから親が都内に3000坪の土地を持っている人と結婚して、シメシメと思っていても、離婚の時はそれは財産分与の対象となりません。むしろ自分の方が給与所得が多ければ①の婚姻費用を調停中に持っていかれます。一族の財産を食いつぶしている有閑貴族との結婚はある意味リスキーなのです。


離婚する時損するから結婚するな、という話ではない。そもそも離婚を前提に制度設計されているわけではないので、要所要所に不公平な部分が出てきてしまうというお話です。


まぁ、結婚生活の本当の恐ろしさはお金をむしりとられることよりも、心身が疲弊していくことなんですけどね!!