「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

さびしいのは誰か

最近、毎日深夜まで残業していて、気づいたことがあります。



私の周りに限った話かもしれませんが、変える時間が遅い人は大体決まっている。遅い人は常に遅い。

いつも早く帰る人といつも遅く帰る人の属性を観察していてふと思いました。実は外(会社でない世界)に帰っていく順番ってさびしくない順、世の中に一緒にいてくれる人が多い順なんじゃないかと。


まず最初に帰るのは若い女性です。既婚者でも未婚者でも夫、恋人、友人達との予定がびっちりで一秒でも早く会社を後にしたい様子。合コンもあるだろうし、若くて可愛いという理由だけで全然別の部署の飲み会にも誘われたする。世界のどこからも求められる存在です。


次が若い男。こちらも恋人や友人たちとの予定があり、プライベートが充実している人が多い印象。合コンはあるだろうけど、さすがに別の部署から若い男というだけで呼ばれたりはしない。大学時代の友人との付き合いもまだあるし、会社の同期と飲みに行ったり、先輩に連れまわされるケースも多い。




ここまではまぁ当然の結果なんですけど、最後まで残っているワースト2が意外でした。
一番遅いのは「働き盛りのおっさん」だろうと思っていたんですが、実は「未婚のおばさま」だったりするのです。



たしかに「おっさん」は既婚だろうが未婚だろうが低需要です。家族からも嫌われ、若い連中からは疎まれ、恋人なんて出来る訳もありません。でも「おっさん」は「おっさん同士」でつるめるので、毎日安い居酒屋で群れることが出来ます。いわばそこに居場所がある訳です。



一方、「未婚のおばさま」は同年代となかなか群れられないのだろうなと想像します。だって家族から疎まれていて、早く帰ると嫌な顔されるお父さんは世の中に沢山いるけど、そんなお母さんってなかなかいないから。お母さんはいつだって家族から必要とされています。だから未婚のおばさまと同年代の友人は平日の夜、家族と過ごします。当然、「未婚のおばさま」は「おっさん」と何てつるみたくないし、若い子は恋愛に夢中で相手にしてくれません。こういう理由で一番帰る場所がない、という事態が起こっているのではないか。当然、おっさん側はいつでもウェルカムなんですけどね。



この事態を危惧して、世の中の女性は早く結婚したがるのかもしれないなぁ、としみじみ思いました。
誰も一人にはなりたくないのです。