「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

清水富美加の引退騒動

女優、清水富美加の引退騒動に胸が痛みます。

でも、生きていて良かったと思う。だれにどれだけ迷惑をかけても良い、損を出しても良い。生きてさえいれば、なんとかなるんだから。

「契約も残っている。もう少しタイミングがあったのではないか」
「大人なんだから、仕事をちゃんとこなして、周囲と状況を整理すべきだった」

と批判する人がいます。坂上忍とか安藤優子とか。


あなた達は精神的に追い詰められて自殺してしまった人に対して

「それで良かった」
「最後までよく頑張った」

と言うのか。
こういう人たちは圧倒的に想像力が足りないのか、頭が足りないのか、どちらかだと思う。その両方かも。


精神的に追い詰められている状況で、「良いタイミング」や「整理」などない。この仕事で区切りをつけようと決めても区切りをつけている間に他の仕事が動き出す。だって辞めると決めたわけじゃないんだから、他の仕事を断る理由がない。「次の仕事を断れば、今の仕事にも支障が出る、全部止めて、みんなに迷惑がかかるよ」と関係者は必死に彼女を止めるだろう。当たり前だ、迷惑をかけるのは事実だ。事務所の人も辞めて欲しくないのだ。


だから辞めるのに良いタイミングというのはない。整理など不可能。いつ辞めたとしても、他の仕事全てに影響が出る。
だから、これで良かったんだと思う。彼女が次の世界で頑張ろうと思えるタイミングで。心身ともに再起できるタイミングがベストタイミングでなくてなんだろう。


こんな騒動になって損失が出た原因は、彼女だけに帰すべきではない。そんな状況に彼女を追いこんだ、事務所や制作会社や先輩、後輩、両親、ファン、全員だよ。