「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

読むだけでデキる人になれる!『最強の働き方』 ムーギー・キム

東洋経済オンラインで連載中のムーギー・キム氏の汎用性の高いビジネス本です。二色刷りで大事な箇所がわかりやすく、挿絵もかわいい雰囲気に仕上がっています。心構えだけでなく、具体的な行動指針も紹介されており、なかなか面白かったです。なかでも参考になって取り入れたものを紹介します。

できる人ほどメールは即リプライ

メールの見方は人それぞれだと思いますが、私の場合は朝メールを一気に開けまくって、ざっと目を通します。読んで終わりのものは即閉じてオシマイ。返信必要なものは開きっぱなしにしておいて、返信する気になったら返信するというスタイル。気が付いたら退社までメールを放っておいたこともありました。これはいけません。内容がヘビーなメールほど後回しになっているので、結局、優先順位の高い仕事が先に進まなくなってしまっているのです。これはダメだと思い、メールは即リプライを心がけるようにしました。こちらは即リプライルールを自分に課すと、いつもよりも1.5倍くらいメールが増えました…。どんどん話が進みます。ということは仕事も進んでいるということです。めちゃくちゃ疲れますが、即リプライのおかげで仕事は順調に回り出した気がします。

寝ている間の貧富の差は埋められる

起きている間に付き合う人、食べるもの、身につける時計、乗っている車に貧富の差はいくらでもつけられますが、寝ている間はベッドとパジャマにしか差はありません。人生の三分の一はほとんど同等に生きていると言えるわけです。睡眠を快適に、幸せな夢を毎日見ている人生が勝ちです。

面白い仕事は上司が自分でやるのが基本

自分で考えた面白い仕事・やりがいのある仕事を人に任せる人はいません。だって本当に素晴らしい仕事なら何よりも最優先で自分がとりかかるべきだからです。だから、面白い仕事・やりがいのある仕事というのは、自分が変わり者だからたまたま合致した端から見たらくだらない仕事と運良く巡り合うか、自分から主体的に生み出すか、しなくてはならないわけです。仕事がつまらないと思っている人は、たぶん上から与えられた仕事しかしていない人なのです。仕事がつまらないと思っているなら、自分から何か新しいことを始めてみましょう。往々にして「そんなことするな!」と上から抑えられちゃうのが日本の会社なんですけどね。

指導者自らが先頭に立って全力で戦っていないと、部下が全力で働くわけがないのだ。

私がアサインされているチームで、チーム長が「世界中で売り先をみつけてこい」と命じたことがありました。私は「売るものも資産として持っていないし、初めての相手には会社も商売を認めないし、全世界が相手となると全く検討もつきません」と反論したことがありました。そこでチーム長は「でも、この実績はチームとして必要なんだ、なんとしてもやるしかない」と言いました。「では、国ごとに手分けしますか」と提案したところ、「いや、俺は忙しいから行けない」と言われてずっこけたことがありました。チーム員から総スカンで結局このプロジェクトは頓挫しました。どんなプロジェクトでも一番大変なポイントというのがあります。新規開拓なのか商品開発なのか資金調達なのか、それはその都度違うのだけど。でもひとつ言えるのは、リーダー自らがその一番大変なポイントに繰り出さなければ、部下は誰一人ついていきません。だって、そのポイントをクリアした人、その人がいないとプロジェクトが成功しなかったのなら、その人がリーダーになるべきだから。

やりたいことxできることx社会に要請されること

定義上、我々は「できること」しかできません。自分がやりたくて、人から要請されていないこと、それは趣味です。人から要請されているけど、自分がやりたくないこと、それは苦痛でしかありません。理想は「人から要請されていること」と「自分がやりたいこと」が一致することです。その時に、仕事に対するモチペーションがぐっと上がり、見える世界が一変するのだと思います。勉強や仕事というのは「自分のできること」を増やし、「やりたいこと」を増やすプロセスなのだと思います。「できること」と「やりたいこと」が増えれば、「人から要請されること」と一致する可能性が広がるのです。だから今「やりたくないこと」をやっている人も、「やれること」が少ない人も、あきらめずに頑張りましょう!!