「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

シェアリング・エコノミー Uber,Airbnbが変えた世界  宮崎康二

シェアリングエコノミーについつ扱った書籍は海外のものが多いですが、日本人が書いた書籍の中でもっとも読まれているのが本書ではないでしょうか。ってか、著者が若い!

 

 

シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界

シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界

 

 

自分よりずいぶん若い人が結果を出していく世界に若干凹みながら読み終えました。正直なところ、シェアリングエコノミーに対する熱い想いが先行しすぎて、論理的によく分からないところがあったりします。カーシェアリングは台あたりの走行距離が伸びるから需要を減らすものではないと言った後に、値段が高いから他の交通手段を使うインセンティブが働き環境に良い、など。

 

とは言え、この情報収集能力は大したもんです。既に世の中には家事のシェアから犬の散歩シェアまでされてるんですね。(妻シェアリングもプレステージでよく出てます。)

 

日本だけ規制が厳しいからUberが普及しないのかと思ってたら、ドイツやフランスでも規制されているとか、Airbnbは違法だが当局は黙認しているのが現状、とか色々勉強になりました。

 

今まで知らなかったのですが、日本ではタクシーの運転手をするには第2種運転免許が必要なんですね。肌感覚としてタクシーの運転手って、すごく運転が下手だと思っていました。たいていの運転手は急発進急ブレーキばかりするので、いつも酔ってしまいます。初乗りでも酔います。第2種運転免許のテストはどれだけ短時間にお客を酔わせることが出来るかという試験でもあるのでしょう。

 

たぶん研究書としては、シェアリングエコノミーを導入することによる既存事業への影響とかユーザーベネフィットとの比較とか、どんなトラブルが想定され、どうやって解決していくのか、まで踏み込むべきなのでしょう。 この本だけではまだ表面的なところしか分かりませんが、入門書としては良書です。