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「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

銃 中村文則

銃 (河出文庫)

銃 (河出文庫)

暴力団が落とした銃を手にすることで心が蝕まれていく大学生の青年の心模様を丁寧に描いた作品です。実際に起きた事件よりも、彼の繊細な心の動きがメイン。銃を手にした時に感じる破壊衝動だったり、大学の友人とじゃれ合う時の虚無感だったり、女を抱いた後の退廃感だったり。これぞ純文学って感じ。これが好きなら本好きですね。