読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

幸福な朝食

日記

先週は月曜日から金曜日まで働いた後、土曜日も組合の会合があった。休みは日曜日だけ。


日曜日、朝7:00に起きて犬のトイレを掃除する。


洗濯物が溜まっていたので、洗濯機に放り込む。乾燥までやってしまうと縮む服が紛れていたので、洗濯までのコースにして、洗濯が終わった後、その服は干して乾かすことにする。

冷蔵庫にお茶がなかったので、お茶を煮出す。


昨夜、妻が食べ散らかしたクッキーとポテトチップスの袋をパントリーに戻す。


君の名は。」のサントラを流しながら、洗面台の掃除をする。

犬の遊び道具とタオルがよだれまみれで異臭を放っていたので、べランドの流しで手洗いして物干し竿に干す。

8:30に妻が起きる。洗濯機を見て「ワンピースがしわだらけになる、まえ職場で自分の服だけしわだらけで恥ずかしかった」と騒ぐ。僕は「だから乾燥はしてないよ。ワンピースは外に干そう」と言う。ワンピースを手渡すと、「そこに置いておいて」と強い語気で言う。僕は残りの洗濯物を畳む。


お茶を弱火で沸かしているのを見て、「そんな弱火ではどんどん冷めていって、いつまでもお茶が出来ないよ」と言う。僕は「一回沸騰させてから、今は弱火にしてるんだよ」と言う。妻は「うちの鍋は弱火ではどんどん冷めていくんだよ」と語気を強めて中火にする。僕はそんなわけがないと思いながら、何も口に出さない。


CDコンポの前に無造作に置かれたCDケースと歌詞カードを見て、「また出しっぱなし!あたしが毎回片づけているんだよ」と語気を荒げる。僕は「ごめん」と言う。


外に干してあるタオルを見て妻は「タオルの干し方がみっともない。これでは外から見て恥ずかしい」と言う。僕はただ普通に干してあるだけなのにと思いながら、何も口に出さない。



「そういえばお義母さんが来るっていう話、何日にくるか聞いてよ」と妻が言う。「え、ずいぶん先の話じゃなかったっけ?」と僕が言う。


「10月って言ったじゃん、ほんと私の話何も聞いてないよね、あなたのお義母さんなんだから、あなたがちゃんと話してよ」と妻が言う。「年末って言ってたような気がしたんだよ。でも、この件は父さんの仕事がどうなるか次第だから、俺には内緒ってことじゃなかった?」と僕が言う。


「そんなの知らないふりして、予定を聴けばいいじゃない。あなたいつも私が居ない土曜日の午前中に電話してるんでしょ」と声を荒げる。「いや、電話なんかしないよ。用もないのに俺から電話なんてしたことないよ」と僕は言う。「電話してるよ!なんで!?なのになんで今は電話できないなんていうの!?あなたのお義母さんでしょ!?」と妻がわめく。


たしかに土曜日の昼、僕がドラムの練習を終えた帰り、母から電話がかかってくることがある。でも僕から電話をした記憶はない。僕は何の名目で電話しようかと考えながら、トイレを掃除する。

妻は朝食を食べに出かけるために化粧をしている。「またそうやって黙って。もう知らない」と妻が言う。



僕は父の様態を気遣うふりをして母に電話する。「そういえば10月中にそっちに行くかも。9月6日の結果次第だね」と母が言う。妻がようやく機嫌を治す。



サンマルクで2人で1100円の朝食を買い、妻が言う「今朝はなんかイライラしてたの、ごめんね」



僕はその日一日、笑うことも怒ることもなかった。