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「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

純愛映画の最高峰『君の名は。』

映画

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君の名は。』を観ました。

ちょっとネタバレしますので、見ていない人は注意してください。


泣きました。

そのストーリー展開にではなく、その風景の美しさにではなく、その状況を盛り立てる音楽にでもない。ただ、その純愛に涙したのです。


確かにストーリーも素晴らしい。よくある入れ替わりものに一ひねり加えていて、展開を飽きさせない。


風景・作画も凄まじい。光源と感情の変化が緻密に連動している。見ている人の感情の変化が風景の移り変わりによって増幅させられる。


音楽も完璧。静かすぎるのでもなく、ノリノリ過ぎるのでもない。現実的過ぎる訳でもSF過ぎる訳でもない。この世界観のための音楽そのものだ。


これだけでも100点であることに間違いない。


でも、それらを全て飲みこんでしまうほどの感動が、この映画にはある。


君の名は。』というタイトル通り、名は大切な意味を持ちます。名はその人そのものと言えるかもしれない。「君の名は」というのは文字通り映画の中でのキーワードなのだ。絶対に忘れてはいけないものがある。それが君の名だ。あらがえない力が働いて、僕らの記憶が消されてしまう。そこから逃れる最後のチャンス、一筋の光明が、あの名前を書く、という行動だった。

でも書かなかった。名前とか、入れ替わりとか、タイムラグとか、みんなを救うとか、そんなこと吹き飛ぶくらい、そんなこと忘れてしまうくらい。とにかく伝えたい想いがあった。「スキダ」としか書きようがなかった。


この思いを表現するためにこの映画が作られたとさえ思う。ここまで力強い純愛を見せられたら、もう私はひたすら感動し、唖然とし、涙するしかありません。観たのは3日前ですが、まだ感動が終わりません。


凄い映画があるものだ。絶対に映画館で見た方が良いです。また観たい。