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「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

女性にとっての幸せな結婚について

「結婚って結局お金だよね」

と奥さんが言っていた。元々政略結婚だったわけではありません、うちは恋愛結婚です。純愛結婚です。5年間の恋人関係の中で私は2回の転勤があり、その都度、彼女は故郷や友人を捨てて私を追ってきましについてきてくれました。


それでも結婚生活2年目に入ると、やはりなんだかんだいって、お金がないと関係がぎくしゃくするし、幸せを感じる余裕も持てないと彼女は言う。私も同感です。



自分で言うのもなんだけど、彼女はいまどきでは珍しく上昇婚でした。というのも、元々施設で育ち、高卒事務員の収入から母親の入院費を毎月10万円払わねばならないような生活だったから。だから彼女は結婚で20代半ばにして色々なものを手にすることができました。マンション、70型のテレビ、全自動洗濯乾燥機、ルンバ、食洗機、美顔器とか、とにかくいろいろなもの。料理教室にも通えるようになったし、英会話も始めた。毎週ジムにもいって健康も手にした。



でも、もし彼女が大卒で実家暮らしの女性だったら、彼女に今まで以上の生活を提供することは出来なかったと思う。年収400万円の実家暮らしの女性が結婚をして仕事をやめて、今以上の生活を手にするためには、夫の年収はいくらくらい必要なのだろう。




実家に毎月5万入れていたとして、年60万円か。可処分所得300万円として、60万引くと240万。毎月20万円好きに使える暮らしをしているわけだ。もちろん男女平等の世の中だから妻が毎月20万円好きに使えるということは夫も20万円使う訳で二人で40万円好きに使えなきゃいけない。40×12=480万円。家賃含めた生活費を30万円としても年間360万円。480+360万円=840万円か。年収1000万円の人の可処分所得が706万円だから。可処分所得840万円って年収1200万円くらいだよね。東京で楽しく暮らすなら生活費30万円じゃ全然足りないから、本当はもっと多いかもしれない。




もう一点大事なところ。実家と言うのはご飯も出てくるし、両親が手に入れた家や家具や家電や車にただ乗りできるわけだからフローよりもストックに価値がある。今までの稼ぎサラリーマンの生涯年収2億円で手に入れた財から便益を受けることが出来るわけ。アラサー男性と一緒に暮らし始めても、生涯年収2億円で培ってきた両親との暮らしにはなかなか勝てないんだよね。




大卒実家暮らしの女性が上昇婚というか少なくとも今の生活を維持するためにはフローで1200万円以上の年収、ストックで2億円の資産が必要なんだよ。同年代ではとても無理だよね。




だから現代の幸せな結婚と言うのは、うちの奥さんみたいに「地獄の様な幼少期」を過ごした人が手に入れることができるボーナスみたいなものなんじゃないかな。




逆にいうと、既に可処分所得1200万円の暮らしと、資産2億円の便益を享受している独身大卒実家暮らし女性は幸せを手にしているんだよ。それで十分じゃないか。それ以外になにがある。



え?男性にとっての結婚?それは誰にとっても試練であり、裁判であり、受難であり、生きる意味です。幸せな結婚というのは形容矛盾なので今後使わないようにしましょう。