「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

あんまりすごくない本『すごい!モテ方』 内藤 誼人

あやしい心理学の本を出しまくっている内藤誼人氏の最新刊です。とにかくモテたくて貪るように読みました。

「メールはこう読み解け」とか「とにかく話しかけてコミュニケーションを沢山取ることが重要」とか具体的なアドバイスに富んでいますが、この本だけにあるような特徴的なアドバイスはありません。


モテ本を一冊でも読んだことがあるひとは、どれも聞いたことがある話でしょう。


こういう本を読んでいていつも思うのが、「女性はこういうものだから、こういう風に扱え」というアドバイスは「私がモテたいあの人」個人には全然当てはまらないということです。


女性を一般化して特徴を語るということは「うちのクラスは平均すると国語も英語も偏差値50だから、みんな平均くらいの頭の良さだよ」と言っているくらい無意味です。そりゃそうだ。偏差値とはそういうものだ。モテ本でモテようするのは、クラスの平均偏差値50という情報だけで、目の前の生徒が抱える学力的な問題を解決しようとするくらい無謀だ。



たしかに女性は概ね「目的のない会話」が好きかもしれない。「花」をもらって喜ぶかもしれない。でも、私の好きなあの人にそんな話当てはまるのだろうか。


私が口説きたいあの子は「好きなひとにキラキラメールをするタイプ」なのか「マメな男が好きなタイプ」なのかは分からない。もしかしたら「好きになればなるほど照れて何もできないタイプ」かもしれないし「クールでぶっきらぼうな男がタイプ」なのかもしれない。


この本の通りにやれば、「1000人中500人に好感を持たれる振る舞い」はできるかもしれない。でも、ただ一人のあの人からモテるかは相変わらず分からないままだ。


誰でも良いからモテたい、キャバクラでちやほやされたい、という方にだけオススメの本です。


そう、私です。だから、モテ本を読み続けるのです。

すごい! モテ方

すごい! モテ方