「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

「新卒にムカついたこと」にムカついたこと

kamatamaudon.hatenablog.com

こういう記事を読むと気が滅入ってきます。ホント社会に出るとこういう人が多いこと。社会に多いということは、学生のときからそういう人ばっかりだったんだろうけど。

社会人とはこういうものとか、学生気分から早く抜け出せ、とかいう人ね。自分が生きている世界の常識を高く見積もって、相手の常識を低く見積もる態度のことを、器が小さいとか頭が悪いとか言うのです。

自己紹介で英語ペラペラ喋る帰国子女系新入社員に言わせれば「なんであんたたち、こんなグローバルな時代に日本人だけを相手にし商売して日本語を喋りながら日本の居酒屋でくだらねーこと喋ってんだよ。だからこんな業績止まりなんだよ。そんなことしている暇があったら、少しでも会社に貢献する方法を考えろ。英語勉強しろ、このたこが」である。

うぇーいw系新入社員に言わせれば「人間的におもしろくねー人たちと残業代もなく、時間を共にしなきゃいけないんだから、せめて楽しもうよ。あんたたちのしょーもない過去の自慢話や説教を聞くくらいなら酔い潰れてた方がましじゃ」である。

アドバイス系新入社員は「あんたらが、そんな高圧的な態度だからうまくコミュニケーションとれてないんだよ。人間に上下関係なんてないんだよ」と伝えたいのだ。

向こうには向こうの常識や世界観がある。それで生きてきた。「いや、その振る舞いはおかしい」とあなたが判断するのは今までの経験によって常識や世界観をあなたが勝手に作り上げたからだ。彼らもあなたも全く同型だ。だから、あなたが彼らを一方的に批難する謂れはない。「そんな態度うちの会社では全く通用しない」と説教するあなたは彼らに言わせれば「グローバル企業でも女子大生との合コンでも中国社会でも通用しない」。「いやいやうちの会社に入ってきた以上、郷に入りては郷にしたがえ、だろ」と言うなら、彼らもその郷の構成要素だということを忘れている。郷を作るのはあなたであり、彼らだ。帰国子女もうぇーいwも中国アドバイスもみんな取り入れながら、どうやって住み良い会社にするか、をみんなで考えなきゃならない。それが他者と生きるということだ。生きることそのものだ。それを放棄して、後輩を押さえつけるのは傲慢で怠慢。生きることを放棄した緩慢な自殺と言って良い。


はっきり言って、(もうズケズケ言ってるけど)こんなことで嫉妬したり怒ったりする先輩社員は例外なく狭隘で無能でセコくてケチでエッチなので相手にしなくてよろしい。想像してみて。織田信長西郷隆盛がこんなことで嫉妬すると思う?怒ると思う?ブログでせこせこグチると思う?そんなことしないよね?(斬首刑かもしれないけど)

会社に良い先輩がいないなら、自分が良い先輩になれば良い。自分が「こんな先輩が欲しかったなぁ」と思う先輩になればいい。簡単だ。自分にとってどんな先輩が一番欲しかったかは、自分が一番知ってるんだから。自分にとって良い先輩が相手にとっていい先輩かは分からない?んなことわかってるよ!当たり前だ。人がどう捉えるかは原理的にわかりっこない。でもそれしかできない。せめて自分が自分を好きになるように振舞うことしかできない。でも、それくらいはできるじゃん。それすらやらないでどうすんの?死ぬの?


自分が先輩に嫌なことをされたから、後輩にも同じことをやるようでは本当に絶望的だ。文字通り絶望的。救いようがない。そこまで自分勝手で享楽的で反知性的な態度の人が社会の大半を占めているようでは、もうこの世は終わりだ。そういう人、自分のこと嫌いでしょ?仕事も嫌いだし、楽しいことないし、毎日毎日我慢して生きてるから、楽しそうに大学から就職してきたあいつが妬ましいんでしょ?希望を潰したいんでしょ?でも、本当に無意味だから、やめてね、それ。冷静に考えて、なんか意味ある?ないよね?後輩の元気を潰すことで、会社の利益が向上し、チームの士気が高まって、めぐりめぐって地域社会や、あなたの大切な友人や家族が幸せになるの?

せめて自分だけは良い先輩になろうよ。自分を好きになれるように。まず自分が好きなように振舞えば、後輩の振る舞いを優しく包み込めるようになるよ。愛想笑いも我慢もやめなさい。好きな時に好きな人と一緒に好きなことやりなさい。今すぐに実行できないなら、実行するためにどうしたら良いのか課題を整理してステップをひとつづつ片付けていきなさい。そうすれば毎日充実して人に優しくなれると思うよ。だんだん自分が好きになっていくよ、きっと。