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「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

日経新聞を捨てて、はてブを見よ!

日本のサラリーマンは仏教徒でもクリスチャンでもありません。日経教です。日経新聞聖典とする古い宗教を信仰しているようです。

電車に乗れば右も左も日経新聞。大手企業の待合室には必ず日経新聞が置いてある。聖書からの引用の如く、取引先に行けば、「今日の日経に買いてあったんですけどー」から会話が始まります。

「今日の日経に書いてあったんですけどー、東京は桜が咲いたらしいですねー」
「今日の日経に書いてあったんですけどー、とにかく明るい安村が不倫ですってねー。」
「今日の日経に書いてあったんですけどー、今日は4月4日ですねー」
って、アホかと。みんなバカの一つ覚えみたいに日経新聞日経新聞て。ホントどこもかしこも日経新聞日経新聞日経新聞。秋の夜長に日経新聞。酒の肴に日経新聞

聖教新聞ばかり読んでいる電車があったら気持ち悪くて見送るけど、日経新聞ばかり読んでいる電車の風景も冷静に見ると不気味だ。

日経新聞を読んでいるあなたに聞きたいんだけど、今まで日経新聞を読んで、驚いたり、感動したり、人の役に立てたりしたことありました?上司や先輩に言われたから何となく読んでいるだけじゃないの?なんとなくサラリーマンのプラットフォームになっているから追随しているだけじゃない?あなたの人生で大切な情報は株価と決算発表なの?

日経新聞を読むな、とは言わない。ホントは言いたいけど。でも日経新聞で満足してちゃダメだ。世の中は日経新聞から透かして見るよりも、もっと広くて深くて複雑で臭くてくだらなくて強烈で複雑で理解不能なものだ。日経新聞で満足している奴は、例外なくアホでつまらない。ごめんけど、ホントつまらないんだ。

まぁボロクソ言ってますが、かく言う私も昔は敬虔な日経新聞教徒のひとりでした。就活前から読み始め、社会人2年目まで毎日熟読していました。私が新卒で入社した会社も、私が選んだのではなく、日経新聞に選ばされたと言っていい。あたかも統一教会が結婚相手を選ぶが如く。こんなに大勢の大人が血眼になって読み漁っているのだから正しいことが書いてあるのだろうと臆断し、日経新聞が選ぶ優れた企業に入社してしまった。

その後も、日経新聞には私が入社した会社の同行が逐一取り上げられていた。

○○国で新拠点!販売躍進!営業利益どかーん!

入社して1年2年経って、ようやく私は気付きました。記事と現実のギャップに。

嘘が書いてあるとは言わない。でも、真実でもない。内容があまりに表面的だ。どこどこに拠点を作った?税後利益が○○億円だ?だからどうした!?我々の会社はそんなに悠長に構えている場合じゃないことは内部にいれば一目瞭然だ。今一時的に利益が出ているのは円安だからだ。たまたま資源の価格が良い影響を及ぼしただけだ。給料上がらなくて優秀な若手がどんどん抜けている。海外子会社で何が起きているのか全く把握できていない。会社の経営層は何を考えてる?抱えている真の課題はどこだ?日経新聞にはそんなこと全く書かれていない。当たり前だ。だって外からは表面しか見えないんだから。

たこ焼きを二次元で見て「綺麗な円である」と評するようなものだ。たこ焼きには厚みも色味も温かみも味もある。たこ焼きの神髄はそこにある。そこが語られなければならない。

日々、労働環境が悪化し、人間関係がギスギスする会社に反して、業績や過去の栄光を誉めそやす日経新聞。そのギャップに耐えられず、私は日経新聞教から改宗することを決めました。

進化論を習って聖典に疑問を覚えるクリスチャンのように。
スキャンダルが発覚してCDを焼くゆきりんオタクのように。

その後、日経新聞は全く読まなくなりましたが、何の不便もありませんでした。代わりに、はてなブックマークを毎日数回チェックするようになりました。

はてなブックマークは素晴らしい。私はそこに集団知の結実を見つけます。一部のエリート編集者が自分の価値観で取捨選択した情報を一方的に通知する新聞とは違う。大衆が重要だとか面白いとか判断したものがPickUpされるだけでなく、それに対する議論の場も開かれています。ただ皆が注目しているというだけでは衆愚に陥る危険性も孕むが、はてブは一歩引いて冷静に批判する場も開かれているというところが重要です。おかしな記事があれば、この人のここがおかしいと徹底的に批判すれば良い。世論が体制派でも、一人で反体制派を貫けば良い。理が通っていれば耳を傾けている誰かがいる。表面的な分析しかされていない記事に対しては、中の人が真相を暴露してくれるかもしれない。閉じた新聞紙にはその可能性が開かれていない。いつまでエリート意識を振りかざしているのだろう。

さらに、はてブで得た情報、知識、知見は日経新聞のそれと違って、広範囲で活かせる。ITやら芸能やら政治やら生活情報やらあらゆる分野を横断しているのだから、これをチェックしていれば忙しいお父さんも世間の流れから取り残されることはありません。

キャバクラ行っても話すことがないとか言っている奴は、いますぐはてブをチェックした方が良い。っていうかキャバクラ行っても話すことがないっていう事態ほど、ダサいものはないよね。だって、君、フリースタイルだよ?ボーナスタイムだよ?スターマリオだよ?好きなだけ好きなこと喋って若くて可愛い女の子から、共感を得て、笑いを取って、承認欲求を満たせるって最高じゃない?それさえも出来ないって、どゆこと?どんだけつまらない人なの?え?意味がないって?つまらないのはそんなしょうもないことで満足してるお前だ?金の無駄??



た し か に 。


まぁ、ともかく、はてブにはいくらでも話すネタが落ちてるから。いますぐはてブを読んで、キャバクラに行きなさい。そうすれば、きっと楽しいよ。

もちろん、経済ニュースもあるから、生きていくうえで必要な経済動向は分かる。みんながはてブを見れば、集合知はさらに精錬され、議論の場はさらに熱量を増すだろう。
「今日のはてブ総合で見たけどー」を枕詞にビジネスミーティングが始まればなんて素敵だろう。

日経新聞教の氾濫を止めれば、電車で新聞を広げる迷惑な輩も消えて、少しは満員電車が緩和されるだろう。私のように記事にそそのかされて就職に失敗してしまう情弱が減るだろう。ビジネス上の会話が画一的な業界の話にとどまることなく幅広い視点で展開されるだろう。キャバクラが盛り上がり、キャバクラの市場規模がデリヘルのそれに追いつくだろう。そして、何より、はてなユーザーが増えることで、このブログがもっと多くの人に読まれるだろう。


そうなったら嬉しいのになあ!承認されたいなぁ。だったら、キャバクラに行けって?


た し か に !

別にはてなの回し者ではありません。ただ、はてなが好き。