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「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

就活は就職人気ランキングを上から順に片っ端から受けた方が良い3つの理由

コラム

2017年卒の就職活動が始まり、各所で話題になっています。私はリーマンショック頃に就職活動をしたおっさんなのですが、今も昔も変わらない就活の要点があるので、それをお伝えしたい。

なんとなく勉強してなんとなく大学入ってなんとなく就活しなきゃいけなくなってしまったそこのあなたに向けたアドバイスです。

いーか、若けーの。(←言ってみたかった)
特に行きたい会社、やりたいことがないなら、就活はとにかく就職人気ランキングを上から順に片っ端からうけなさい。時間の許す限り全てうけなさい。それで間違いないから。

就職人気ランキングは毎年リクナビやらマイナビやらいろんなところで発表されていて、順位は調査会社によって多少入れ替わりますが、大体同じような会社がランクインされています。しかも私が就活をした7〜8年前からほとんど内容は変わっていない。電力会社がなくなったくらい。どんなに没落が叫ばれてもテレビ局やソニーも根強い人気を誇っている。

これをみて「学生はイメージだけで決めている」とか「業界研究が足りない」などと批判するオッサンがいますが、私はこのランキングほど正しいものはないと思っています。日経新聞や業界の重鎮達が評価する会社ランキングよりも100倍信憑性が高いデータです。その理由を3つ上げます。

①大学生の情報網は半端じゃない


まず大学生には社会人とのつながりがあります。例えば、部活、サークル、ゼミ、のOB会、親戚、近所、友達などなど。どこかで先輩にあった時、彼らは先輩の会社の話を聞くでしょう。給料はどうか、残業はどうか、将来性はどうか。そこで学生は先輩の声の調子や、目の輝き、息の匂いなどを加味しながら、先輩がどんな暮らしをしているのか感じ取ります。もし、表向きは良い情報を並べられても、暗くて、目が死んでいて、口が臭ければ、「良い会社ではないな」と学生は判断します。反対に、先輩の顔がキラキラ輝いて見えたのならば「そこで働きたい」と思うでしょう。良い情報はすぐに友人同士で共有され、悪い情報は一層早いスピードで共有されるのです。だから、今の就職ランキングというのは、連綿とつづいている卒業生と学生の絆が生み出した優性遺伝子の発露と言えるのです。ランキング結果をみて批判しているオッサンは自分の会社・業界しか知りません。彼らよりも学生の方がよっぽど様々な会社の人と触れ、外の世界を観て、聞いて、感じ取っています。毎日、電車乗って、パソコン叩いて、同じメンバーでゴルフしているオッサンとは感受性が違うのです。

集合知はおおむね正しい

以前読んだ本『不愉快なことには理由がある』に書いてあった例で、「雄牛の体重を適当に言ってあてることは難しいが、大勢の平均となると概ね正解に近くなる」という話がありました。「JTBなんか行ってどうすんだよ」と息巻いているオッサン一人の意見よりも、大勢の学生の意見を反映したランキングの方が信憑性が高いのです。本当なら、学生人気企業でなくて、全国民にやってもらった方がいいかも知れません。ただ、結局同じランキングになると思います。メガバンク、総合商社、マスコミ、大手保険、が上位に並ぶでしょう。間違っても、中小企業が上位にランキングすることはありません。

③ランキング上位ということが優良企業という結果の原因である

みんなが受けるということは、多種多様な人材が集まるということです。10人しか受けに来ない会社よりも1万人が受けに来る会社の方が、多様な才能を集められることは想像に難くありません。野球の巧い人、絵の巧い人、数学の得意な人、ツッコミが巧い人、声が綺麗な人、などなど多彩な人材が集まる会社はそうでない会社よりもイノベーションが起きやすくなります。アメリカの大学やシリコンバレーで次々と新しい理論や産業が生まれるのも世界中から優秀な人材が集まるからです。①の理由から「良い会社だからランキングが高い」し、さらに「ランキング上位だから良い会社になる可能性が高い」のです。


よって就活はランキング上位から順にうけた方が良い

これだけ理由を挙げれば、ランキング順に受けた方が良いことがわかりますね。もちろん、自分のやりたいことが明確になっていれば話は別ですが・・・。人気企業ばかり受けないで、中小企業をみてみろ、とか言いますが、費用対効果が悪すぎます。確かに良い会社もあるでしょう。でも、それを判断するための情報収集に労力がかかり過ぎる。社員数が大企業よりも少ないのだから当然、内部事情が分かる人と接触するコストは大企業のそれより大きくなりますし、就職活動にかけられる時間は有限ですから、会社選びにそんなに時間をかける余裕はありません。とくに今年は短期決戦型らしいし。(学生は勉強が本分だろ、という批判もされちゃいますからね)。

数々の先輩たちの犠牲や貢献による情報の下、集合知が反映されたランキングが用意されているのだから、そこに乗っかるのが一番です。自分で移動手段を開発するよりも、電車乗った方が安くて速いのと同じように。 だから、全国の迷える大学生よ、就職ランキングを信じて就職活動して下さい。

私がこうやって熱弁するのも、自分の就活が「俺だけが違う視点を持っている」という勘違いから始まって後悔しているからです。周りが外資コンサルとかテレビ局とか商社とかキラキラ企業にエントリーする中、私は日経新聞で非常に評価されている地味な企業を第一志望にして内定をもらいました。周りにその会社をうけている人はほとんどいません。自分だけがこの会社の価値を知っていると思っていました。でも、中に入ってみると、日経新聞の評価なんてまるであてにならないことがわかりました。そりゃそうだ。新聞記者が中で働いている人の労働環境や給料なんか知るはずもない。

そして今、就職人気ランキング上位の企業で働いています。給料も良い、人も面白い、仕事もやりがいがある、何をとっても最高です。サラリーマンをやり続ける限り、ここを辞めることはないでしょう。ランキング上位の常連に名前が乗るには理由があるんだとしみじみと感じます。

大事なことだからもう一度言います

あらゆる真面目なことの中で、結婚というやつが一番ふざけている。

じゃなかった・・・

いーか、若けーの。(←気持ちいい)
特に行きたい会社、やりたいことがないなら、就活はとにかく就職人気ランキングを上から順に片っ端からうけなさい。時間の許す限り全てうけなさい。それで間違いないから。