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「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト /大塚寿

ビジネス本

 

ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト

ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト

 

 

そろそろ結婚したいなと思っている人、結婚が目前に迫っている人、すでに結婚をして後悔してしまっている人、全てにオススメです、何千人もの”結婚がうまくいかなかった人”たちのアンケートから、”こうやったらうまくいくのでは”という方法論を教えてくれる名著です。私ももっと早く出会っていれば良かった。

ビジネスパーソンのための”とあるくらいなので、結婚を”永遠のプロジェクト”、”人生の役割分担”、”社会化のためのシステム”と、ある意味割り切って考えているところが一番重要なポイントだと思います。内田樹先生がよく言っている様に、熱狂的な愛情で結ばれ、お互いの考えていることに隅々まで共感し、夜は性の神秘を追求する、関係というのは存在しません。(一瞬だけならあるかもしませんが、継続しません)

熱烈な恋愛関係はいずれ冷めるし、他者を理解することは原理的に不可能、性への興味は一緒にいる時間と反比例して減退していく、ものです。でも、夫婦関係は継続しなければならない。これこそが人生の悲哀なのですが、人間を人間足らしめる分岐点でもあるのです。人間がここまで数を増やし、自然を開拓し、文明を築き上げてこれたのは、弱者救済の共同体を運営してきたからです。夫婦とはその共同体の基礎となる部分です。共同体とはお互いの興味に応じて作ったり解体したりできるものではなく、弱者救済のシステムです。自分が病魔に侵され共同体に何も提供できない時にも、ただ属しているというだけで最低限の生活を支えてくれるのが共同体です。だから、我々はいつか自分が弱者になることを想定しながら、共同体に対してどんな貢献ができるかを考え実行し続けなくてはなりません。

ということなので、結婚は”永遠のプロジェクト”であり、”人生の役割分担”であり、”社会化のシステム”なのです。別に毎日機嫌よくデートを重ね、愛の深みにのめり込まなくても良いのです、朝起きてご飯を食べて、仕事をして、1日の疲れを癒して、たまに楽しいイベントや悲しいイベントを、コツコツと乗り越えていくだけで良いのです。

そのコツコツと乗り越えていく方法論を丁寧に教えてくれる本書は夫婦関係に悩む方々への必読の書と言えるのです。夫だけでなく、妻にも読んでもらえると、お互い向かっている方向がなんとなく合致してきて、より円滑な夫婦生活が送れるようになるかもしれません。

え!?私!?私は上に言ったようなことを奥さんに伝えたことはありません・・・。だって、「サイテー!」「もっと心から私を愛して!」と喧嘩になるのが目に見えているので・・・。

夫婦のありかたは十人十色ですが、この本の考え方が私は好きです。でもそれは夫婦の間では内緒の話・・・。