読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「何もない」がある

音楽と本について書きます。日々考えたくだらないことも。

恋するJポップ 平成における恋愛のディスクール

恋するJポップ―平成における恋愛のディスクール/冬弓舎 ¥1,890Amazon.co.jp 内田先生の本で紹介されていたので、読んでみました。 著者の難波江和英さんと言う人は、内田先生と同じ大学で教授をされている方で、内田先生と共著も出しています。「現代思想の…

街場の文体論

街場の文体論/ミシマ社 ¥1,680Amazon.co.jp 内田先生による「クリエィティブライティング」の授業を採録したもの。 内田先生の本はほとんど読んできたけど、授業はうけたことがないので、どんな面白い授業をやるのかと興味シンシンで読みました。 ある事情…

不死のワンダーランド

不死のワンダーランド―戦争の世紀を超えて (講談社学術文庫)/講談社 ¥959Amazon.co.jp またまた西谷修。かなり前に、アマゾンで西谷修の本ばかり衝動買いして、それが溜まっていたものです。 これで最後!不死のワンダーランド! この本のテーマは「死」。…

アフリカ 苦悩する大陸

アフリカ 苦悩する大陸/東洋経済新報社 ¥2,310Amazon.co.jp なぜアフリカが発展しないのかシリーズ2冊目。 前冊の『貧困の光景』が人間の生活に焦点をあてたものとすると、この本は政治経済のシステムの欠陥を俯瞰的に考察したもの。 なぜ、この国のこの政…

教授の異常な弁解

教授の異常な弁解 (文春文庫)/土屋 賢二 ¥530Amazon.co.jp 相変わらずどうでもいいコラム集だった。土屋先生の本はもう17冊にもなり、鍋敷き、下敷き、敷布団、最近は何でもかんでもモノの下に置いており(コースター、洗剤置きなど)さすがに上に置くもの…

夜の鼓動にふれる 戦争論講義

夜の鼓動にふれる―戦争論講義/西谷 修 ¥2,415Amazon.co.jp フランス系哲学者、西谷修先生の東京大学の一般教養「現代思想」の講義を収録した本。 本講義は高校を卒業したばかりの大学1,2年生を想定して組み立てられているので、思想に対しての予備知識なし…

貧困の光景

貧困の光景 (新潮文庫)/曽野 綾子 ¥452Amazon.co.jp なぜアフリカ大陸には急速な経済発展中の「途上国」が現れないのだろう、とふと思い、アフリカに関する本を読んでみたくなった。 この本は貧困がテーマなのでアフリカだけでなく、南アメリカやインドの描…

街場の読書論

街場の読書論/内田樹 ¥1,680Amazon.co.jp 手元に本がないと電車に乗れない、トイレに行けない、これを活字中毒というだろうか。いや、音楽があれば活字がなくても平気だから活字中毒ではない。何も見ない、聞かないでいることが、怖い。なにこれ、貧乏症? …

世界史の臨界

世界史の臨界/西谷 修 ¥2,625Amazon.co.jp p36 西洋的歴史が成就し、それとともにヨーロッパなるものがそれの主体としての八鍬目を終えたとしても、それに代わる別の主体が世界の新しい歴史を導いていくというのではない。世界化の成就に伴って、ある主体…

レヴィナスと愛の現象学

レヴィナスと愛の現象学/内田 樹 ¥2,940Amazon.co.jp 結構前に衝動買いした本。これを買った後すぐに文庫版が出たので、悔しい思いをした。 ただ、内容は奇知に富んでいて、3000円でも高くない買い物だったと思える。 内田先生が師匠と仰ぐフランス思想の賢…

悲しき熱帯Ⅱ④

ここからイスラム教をけちょんけちょんにこきおろす。 P408 彼らが常に粗暴な遣り方で、他者に彼らの真実を分かち持たせようと求めないにせよ、かれらはそれでもなお、他者としての他者が実存することに耐えられないのである。彼らにとって、疑いや屈辱から…

悲しき熱帯Ⅱ③

折衷主義に陥らないためにレヴィストロースの論は進む。 P386 第二段階は、どんな社会からも何物も特別に留めておくことなしに、すべての社会を用いて、異なる社会のではなく、われわれ自身の仕来たりの変革に適用できると思われる社会生活の諸原理を取り出…

悲しき熱帯Ⅱ ②

P369 民族学者は自分の集団の規範に従うことにし、他の社会はせいぜい行きずりの好奇心-そこにはなにがしかの非難も必ず含まれている―を彼の内に引き起こすにすぎないということになるか、さもなけれ他の社会には完全に入り込むことが出来るが、全ての社会…

悲しき熱帯Ⅱ ①

悲しき熱帯〈2〉 (中公クラシックス)/レヴィ=ストロース ¥1,628Amazon.co.jp やっとⅡに行けたー。自分の固まった思考回路にキックを入れるには良書だけど、すげー疲れる。 P203 もし、文字の出現を文明を特徴づける何かの徴と結び合わせようとするなら、別…

悲しき熱帯Ⅰ③

悲しき熱帯Ⅰ の三回目 P310 一つの民族の習俗の総体には常に、或る様式を認めることができる。すなわち、習俗はいくつかの体系を形作っている。私は、こうした体形は無数に存在していないものであり、人間の社会は個人と同じく遊びにおいても夢においてもさ…

悲しき熱帯Ⅰ②

悲しき熱帯Ⅰに関する考察、2回目。 P114~ あるエスパニューラでは、1492年におよそ十万人はいたと思われる原住民が一世紀後にはもはや二百万人しかいなくなっていたが、彼らは天然痘や白人の攻撃によるよりは、むしろヨーロッパ文明に対する恐怖と嫌悪から…

悲しき熱帯Ⅰ①

悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)/レヴィ=ストロース ¥1,523Amazon.co.jp 読むのに2カ月弱かかった・・・。 思想界に衝撃を与えた構造主義の原典と銘打たれたレヴィ=ストロースの名著である。 Ⅰは比較的スムーズに読み終えたのだけど、Ⅱを読む時間がな…

知に働けば蔵が建つ

知に働けば蔵が建つ (文春文庫)/内田 樹 ¥650Amazon.co.jp これはトイレに置いておいて、ちょこちょこ読んでいたら4か月目にして読み終えていた。 貴族と大衆と題した現代教育論は非常に鋭い洞察に富んでいた。 現代の教育格差の問題点は、下流志向にも書い…

街場のアメリカ論

街場のアメリカ論 (文春文庫)/内田 樹 ¥620Amazon.co.jp ちょっとヘビー級の本を読みながら、休み休み内田先生の本をつまみ食いしていると、つい内田先生の本に重心が移ってしまい、読み終えてしまった。 街場のアメリカ論というタイトル通り、学術論文では…

期間限定の思想

期間限定の思想 「おじさん」的思考2 (角川文庫)/内田 樹 ¥580Amazon.co.jp これらの記事が書かれたのは、ほとんど10年前。 それでもはっと驚かされるように知に蹴りを入れられる。こういうものをリーダビリティの或る本というのだなぁ。 女性は「あなたは…

切りとれ、あの祈る手を 

切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話/佐々木 中 ¥2,100Amazon.co.jp 現代思想界で話題沸騰中の佐々木中の著書。 入門本じゃないとさっぱり分からないことが多いので、ちょっと心配しながら読み始めたけど、これは非常に読みやすい…

幸・不幸の分かれ道 考え違いとユーモア

幸・不幸の分かれ道 考え違いとユーモア/土屋 賢二 ¥1,365Amazon.co.jp 土屋先生の描き散らしエッセイ! ユーモアエッセイではなく、真面目に、ちょっとオカシク、人生を指南してくれる本。 序盤はみんなが当たり前だと思っている理屈を「それってちょっと…

最終講義

最終講義-生き延びるための六講 (生きる技術!叢書)/内田 樹 ¥1,659Amazon.co.jp 今年で現役を退いた内田先生の最新刊。 勤務先の神戸女学院で行った講義も収録されているけど、いろんな場所でおこなった講義をまとめた構成になっている。 講義という性格…

竹田教授の哲学講義21講

竹田教授の哲学講義21講―21世紀を読み解く/竹田 青嗣 ¥1,890Amazon.co.jp こういう哲学の入門書みたいなのが好き。本格的なやつは何回も読まないと頭に入らないし、少し離れると忘れてしまう言葉づかいとかもガンガン出てくるから。 見た目易しそうだからと…

街場のメディア論

街場のメディア論 (光文社新書)/内田 樹 ¥777Amazon.co.jp 相変わらず、面白い。新たな発見がある。ブログでただで読めるとわかっていても、情報の対価として金銭を払っても良いと思える内容。 以下、大事だったフレーズ抜粋 P40 情報を評価する時に最優先…

子供は判ってくれない

子どもは判ってくれない (文春文庫)/内田 樹 ¥660Amazon.co.jp 本屋の文庫コーナーへふらっといくと内田先生のまだ読んでない本が結構あることを知って、全て買ってしまった。 この本も目からうろこの発想てんこもり! そー、それが言いたかった!というと…

私家版・ユダヤ文化論

今日は仕事を午後から休んで浜省のライブに行く予定だったのに、チケットの支払い方法をクレジットカードだと思い込んでおり、払い込み忘れ。 まさかの、チケットキャンセルになってしまった。 行きたかったけど、先週行ったから、欲張るのはよそう・・・。 …

ひとりでは生きられないのも芸のうち

ひとりでは生きられないのも芸のうち/内田 樹 ¥1,470Amazon.co.jp 何冊か並行して読んでるんだけど、つい読みやすい方をぐいぐい進めてしまうようだ。 結局内田先生の本ばかり読んでいる私。 p85 自分の為に働いてはいけないの中で内田先生の『労働論』…

街場の大学論

街場の大学論 ウチダ式教育再生 (角川文庫)/内田 樹 ¥660Amazon.co.jp さすがに、内田先生に偏り過ぎだなと自分でも思う。 でも、仕事で疲れた頭でもさらっと読めて、知的発見を得られる気分になる本ってそうそう多くない中で内田先生に本はほとんどはずれ…

態度が悪くてすみません

態度が悪くてすみません―内なる「他者」との出会い (角川oneテーマ21)/内田 樹 ¥760Amazon.co.jp こんな勢いで本を出しているのだから、他の本と同じ内容でちょっと編集を加えた記事を見つけたりする。 とくにこの本は、ブログっぽい。 記事はそれぞれ面白…

下流志向②

2つ目 なぜ働かないのか これも等価交換ルールの浸透によって説明できる。 自分が働いた分のリターンがないと働く価値がない。でも、企業で働くということは、必ず自分で稼いだ分の数割が掬い取られてしまうということである。 だって、設備投資しなくちゃ…

下流志向①

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)/内田 樹 ¥550Amazon.co.jp 引き続き内田先生の本。 なぜ子どもたちは勉強をしないのか。なぜ若者は働かないのか。現代社会の仕組みからその原因を読み解く、全く新しい視点を提供してくれる…

こんな日本でよかったね③

P189 女子大の「実学志向」は自滅への道 この章は全部引用したいくらい全部衝撃的だった。 ・男女は同一の社会的リソース 権力、威信、財貨、情報、文化資本などを競合的に奪っているという認識が支配的になりつつある ・世界中の人間が求めるものが全て…

こんな日本でよかったね ②

つづき P110 格差社会って何だろう 「格差社会」というのは、格差が拡大し、固定化した社会というよりはむしろ、金の全能性が過大評価されたせいで人間を序列化する基準として金以外のものさしがなくなった社会のことではないのか。 どうも社会人になっ…

こんな日本でよかったね 構造主義的日本論 ①

こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書)/内田 樹 ¥1,680Amazon.co.jp 内田樹先生の本を買いまくって読みまくっているところ。 この本も読んでいて「ああ、なるほどお」と思うことが何回もあった。 毎度毎度、独創的な視点を提供してくれる、本…

若者よマルクスを読もう

若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)/内田 樹 ¥1,575Amazon.co.jp 最近、内田樹先生の本にハマっている。 内田先生の本は、自分の思考の枠組みを取っ払ってくれる感じがするから好き。 あ、そういう見方があるかとか。 今までの考えではこれを考…

街場の現代思想

街場の現代思想 (文春文庫)/内田 樹 ¥600 Amazon.co.jp 最近も、本を出しまくりの内田樹先生の本。 難しい話を噛み砕いて説明してくれるから非常に読みやすい。 「こんなの当然知ってるでしょ」というような態度で難解な哲学用語をボンボンだしてくる入門書…